さこやの田辺さんはじめ、各方面からおすすめいただいてた四万十市(旧中村市)の「なかひら」さんに行ってきた。
割烹みたいなお店を想像してたら、がっつり大衆酒場である。
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このあたり旧中村市は「土佐の小京都」とも呼ばれる。
応仁の乱の時代に京都から都落ちした一条氏は、この地で洗練された文化人として歓迎されたらしい。
京都同様に街は碁盤の目であり、街外れには大文字山まであって8月には送り火も灯されるというからまさにプチ京都、小京都である。
さて一品目はお造り盛り合わせ。
カツオ、カンパチ、イサギの3種。
全国的、あるいは高知市でいうところの「イサキ」であるが、ここは「イサギ」と書いてあった。
微妙な表記ゆれに心転がしつつ、一杯目のビールをやっつけてひや酒に移行。
また、その日水揚げされた新鮮なカツオをこのあたりでは「ビリビリカツオ」と呼び、同じものを愛媛の愛南町あたりでは「ビヤビヤカツオ」と呼ぶのも、何やらほっくりさせるものがある。
「ビリビリカツオ」がどんな食感なのかまだ知らぬが、今日のはモチモチフワフワとしてメジカの新子みたいだった。
鶏モツ煮は部位ミックスである。
青じそギョウザは揚げタイプ。
どの卓も注文していたチャーハンを便乗。
しっかり濃い味で豚肉も入っててまたビールが欲しくなる。
そしてイカ塩焼き。
お気づきかと思うが、どの皿にもけっこう立派なサラダが添えられてます。
レタス、トマト、カイワレ、マカロニサラダ。
こいつをアテにもう1杯て感じですな。
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小水に立てば、厠にこんな写真が額装されてた。
スナックかどこかでスタン・ハンセンと酒席をともにする若き日の大将。
ハンセンは例の「ウィー」のポーズしてますね。
水曜日のダウンタウンで実は「ユース」と言ってると判明したやつね。
人気店と聞いてたので予約を入れて17時半の開店直後に入店。
その時点で半分近く席が埋まってるのは高知あるあるである。
高知の常連さんは開店前から入店するのが当たり前なのだ。
行かれるときは予約をおすすめ。