宇和島へは何度か来ているが、腰据えて呑むのはこれが初めて。
お初なら「ほづみ亭」はハズせないでしょ。
南予地方の郷土料理がずらり並ぶ宇和島の顔的酒場。
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ほづみ亭は一般客と予約客とで入り口が違うので注意。
間違っても怒られることはないが、ボクは予約客のほうから入ってしまいこの部屋に通された。
ほとんどの席にすでに宴会の用意がされた予約客向けの部屋。
ゆったりして悪くはないんだけど、蛍光灯が明るすぎてちょっとムードがね。
太田和彦の酒場番組で見たこっちのカウンターのがやっぱ酒場感あるよなあ。
ちなみに中では繋がってる。
向かって右側のこちらが一般客用の入り口である。
関係ないけど宇和島って緑の暖簾が多い印象。
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さてさて、どっからこねくりまわしてやろうか。
今日のオススメ。
甘鯛酒蒸し、鯛しそ巻き天婦羅とな。
宇和島に来たって感じですな〜。
通常メニュー。
やはり気になるのは右上、郷土料理のコーナー。
宇和島鯛めし、ふくめん、フカの湯ざらしとな。
いいねいいね。
酒メニュー。
グラス酒の銘柄は12種中、8種までが南予の酒という徹底っぷりにジワる。
おまかせの旬刺はマグロ、ハマチ、イトヨリ。
はらんぼちぎり揚げ。
高知で「はらんぼ」と言えばカツオのハラミだけど、これはじゃこ天のすり身をちぎり揚げにしたもの。
弾力がすごい。
揚げたての練りもんとビールってメチャクチャ合うよね。
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宇和島鯛めし。
愛媛の鯛めしは2種類ある
宇和島を中心とした南予地方は、甘めのタレに漬けた鯛の刺身を生玉子と一緒に混ぜて白メシにかけて食うタイプ。
松山市を中心に中予、東予地方のいわゆる「松山鯛めし」は、焼いた鯛と昆布ダシの炊き込みご飯で別物である。
以前松山市の居酒屋で鯛めしを頼んだら、この宇和島スタイルで出てきたので勘違いしてた。
高知のカツオと同じく、宇和島ではどこにでも鯛が登場する。
愛媛県は鯛の国内シェア50%なんだとか。
てことで天然鯛かぶと。
鯛かま焼きである。
ビールから日本酒に切りかえる。
もちろん南予の酒から泰山(たいざん)を。
最近ちょっと日本酒にハマってる。
旅先でこうしたご当地ものに出会うワクワク感もいい。
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ふくめん。
いかにもめでたい慶事のメニューである。
色やデザインは店によって違うみたい。
具材の境目が定規で引いたようにピシーとキマってるのをネットで見かけたけど、ここのはちょっと雑いな。
で、中がどうなってるかというと、、、
甘く味の付いた糸こんにゃくが入ってます。
箸休め的に美味い。
鯵のお造り。
酒は同じく南予の開明(かいめい)。
酒肴は文句なく最高である。
カウンター席に座らなかったのが悔やまれる。