土佐市にある路地裏中華「きりゅう」、漢字で書くなら「嬉龍」。
オープンは11:45。
のれんが出てたらオープン前でも中にいるから声かけてねと女将さん。
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平仮名で「ぽてと」、クリーミーか中華風か「とうもろこしスープ」、中オンリーの「ライス」、誤植か確信犯か「チュー酎(チューチュー)」。
そして「辛子ラーメン」などなど、定番に混じって捻くれたメニューを散りばめてある。
目下、高知で美味いちゃんぽんと皿うどんを探し求めるボクは「ちゃんぽん」と「フライ麺」に目をつけた。
四国は「八幡浜ちゃんぽん」はじめ独自のちゃんぽん文化が発達しており、長崎オリエンテッドのタイプは滅多にお目にかかれない。
「フライ麺」は「皿うどん」と解釈してよいだろうから、「ちゃんぽん」と並べて載せるあたり期待大である。
にしても出るわ出るわ果物が。
ちゃんぽんの待ち時間に女将さんが切って下さるのだ。
なんとこちらのご夫婦、文旦や柿の生産者でもある。
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昼は中華屋、朝夕は農家という二足のわらじとは恐れ入る。
若い人でもキツいはず。
柿や文旦はふるさと納税の返礼品にも出品されているとのことだ。
で、ちゃんぽん。
やはりオルタナティブ系だった。
とろみをつけた醤油スープに溶き卵、具は確かにちゃんぽん寄りか。
たっぷりの野菜と魚介を投入すればあとは自由、というのが高知のちゃんぽん解釈である。
ディスってるわけではもちろんなくて、こうした地域色は好きだし、実際文句なく美味いのだ。
ああでもやっぱガチ長崎系のちゃんぽんも食いたい。
リンガーハット行くしかないのか。