旅先で気の利いた朝メシにありつくのって難しい。
検索しても24hチェーンばっか出てきて、そんなんちゃうねん地元固有の在来種な店がええねんみたいな。
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その点、広島の呉は朝メシ情報が豊富だったね。
サクッと調べてドバッと出てくる。港町という土地柄、朝な夕な食事の需要があるのかも知れない。
その中からチョイスしたのはJR広駅前にある「ポパイ」という店。
けっこうな有名店なんすね。恥ずかしながら今回初めて知った。
閑静な住宅街にあって、オーセンティックな喫茶店かと思いきや、、、
ウルトラジャンクフード、肉玉ライスが朝7時からいただける店なのだ。
普通のトーストモーニングとかない。
おにぎりや揚げ物の単品はある。
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メニューは肉玉ライスを軸に、コロッケ肉玉、ミンチ肉玉、肉玉やきそばのそれぞれ並から特大まで。
肉玉抜きのコロッケライス、ミンチカツライスなんてのもある。
初めてだから肉玉ライスはマストだし、ミンチカツも気になるな。
肉玉ライス550円、ミンチ肉玉なら700円、ミンチカツぶんの差額は150円か。
ミンチカツは単品なら100円。
そこであえて「肉玉ライスにミンチカツのっけて下さい」と注文してみたのだが、「ミンチ肉玉ね」と相成った。
お店のルールには抗えない。
ジャっと炒めた豚肉と目玉焼き、メンチカツ、その上にたっぷりとソースマヨ。
白米にはあらかじめ、広島発のふりかけ「旅行の友」がかかってる。
これあれだ、子供のころメシ茶碗に手当たりに次第にオカズをトッピングして作ったオリジナル丼のあのノリだ。懐かしいね。
いい意味でスラップスティックな大味を「旅行の友」がまとめていて美味い。
口コミを見るとソースはショーユや塩コショーにも変更できるらしい。マヨはデフォだ。
他のどの店とも似ていない唯一無二のメシ屋だと思う。
目の前が小学校、その隣が高校という立地ゆえ、育ち盛りの、部活帰りのブラックホール胃を慰めてきたのが肉玉ライスなのだろう。