大阪にて、浪花にて!

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大阪に帰省してきた。

正確に言えば実家は奈良なんだけど、高校卒業からの大半を過ごしたのは大阪であり、大阪に帰省している感が強い。

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この微妙な時期にしたのは、カミさん方の年忌がコロナで先延ばしになっていて、大阪の緊急事態宣言が解除(まん延防止に移行)されてちょいとポジティブに緩んだこのタイミングを逃すといつになるかわからんから、という判断である。

普段は高知で大衆酒場Day&Seaを営んでおりアウトプットのほうが多い日常なので、久しぶりに新しい風をインプットしたかったのもある。

1週間の滞在。

振り返るといつも「あのとき何食ったっけ?」、「あの日何してたっけ?」などとなるので、今回はカミさんと互いに日記的な写真を撮っておこうということで、スナップショットがたくさんある。

「ちょ、茶ぁ飲んでる横顔撮ってや」的なナルシスではない。

電車は極力使わず、徒歩とレンタサイクルで移動した。

点よりも線で大阪を再認識したいと思った。

で、このレンタサイクル、大阪バイクシェアというサービスで超便利なので少し紹介したい。

コンビニやビルの一角にある「ポート」に駐輪してあるチャリをアプリで解錠して乗るんだが、ポートの数がメッチャ多いんである。

乗りたい場所からサッと乗って、目的地付近のポートで返して空身になれるのがこのサービスのすごいところ。

普通のレンタサイクルだと駐輪しないといけないけど、街中って停められるところないですよね。

チャリでブラブラしたおかげでタイムリーネタの現場に出くわす。

この段差は上町断層で、「ミナミの帝王」のロケ地にもなってる。

この辺りの階段を竹内力が上がってくるシーンがあった。

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初めてサウナの愉しみを知ったのが天下茶屋にある天水湯さん。

20代から30代にかけて8年近く住んだ街である。

東京から大阪までチャリで帰ったときもここで禊いだな。

高知移住から4年もたつと大阪はもうホームタウンではないよそよそしさがあり、休暇とホテルをとって訪れる街になった。

普段の生活の拠点と、バカンスを過ごすリゾート地が逆転してしまったわけで少しく可笑しい。

都会ってコピー&ペーストして肥大してるだけで、ババ抜きみたくペアを消していけば結局田舎とさして変わらんのじゃないかと思う反面、高知が3ピースのパンクバンドだとすれば大阪はオーケストラだよなあとも思う。

都会には重厚感と奥行き、底知れぬ人類の営みが漲っている。

直線の見えない風景の中でのんびりビールを喫していたい身としては、もう大阪に住みたいとは思わないが、愛すべき街であることに変わりはない。

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